セメダイン 上場廃止の理由

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高岡市出身の今村善次郎(1890〜1971年)が創業した接着剤の草分けメーカー、セメダイン(東京都品川区)が28日付で東証スタンダード市場を上場廃止となり、親会社カネカ(大阪市)の完全子会社となる。両社は8月1日付で株式交換を行い、カネカがセメダインの全株式を取得する。今村は1923年、東京で接着剤の製造販売を始め、41年に今村化学研究所を設立。51年に販売会社としてセメダインを興し、68年に東証2部に上場した。2016年にカネカの子会社となった。セメダインによると、接着剤の代名詞として定着している社名・ブランド名のセメダインは、接合剤であるセメントと、力の単位を示すダインを組み合わせた造語で、「強い接合・接着」という意味が込められている。名付け親は今村で、創業時に市場を席巻していた英国製「メンダイン」を市場から「攻め(セメ)」出す闘志も込めたという。両社は「経営の柔軟性向上、グループ戦略のより一層の強化、親子上場解消に伴う経費削減により経営効率向上を達成し、企業価値向上を目指したい」としている。

北日本新聞
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