新旧スタイル対決が起きる?焼肉レストランチェーンの勝ち組・負け組

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2020年は新旧スタイル対決が起きる?焼き肉レストランチェーンの勝ち組・負け組

焼き肉

焼肉レストランとは

日本には焼き肉レストランを運営していて、かつ上場している企業がいくつもあります。

  • その①:「牛角」JFLAホールディングス、「焼肉キング」物語コーポレーションなど
  • その②:安楽亭、あみやき亭

①は焼き肉をはじめ(焼鳥やラーメンなど)その他種類も運営する総合外食企業です。②は焼き肉レストラン運営が中心の企業になります。

安楽亭が「フォルクス」を買収した

12月27日に安楽亭が吉野家HDから「ステーキレストラン・フォルクス」運営企業の買収を発表しました。

外食企業はかつての吉野家HDもそうですが

  • 最初:一杯の牛丼を提供
  • 次に:その他料理を手掛ける総合外食企業を目指す
  • 未来:日本だけでなく海外展開

のようなルートをたどる傾向にあるようです。そういう意味では焼き肉レストラン運営がメインだった安楽亭も、次へのステップに移った、成長したと考えられます。

関連コラム吉野家HD、「フォルクス」を安楽亭に売却。IRから詳細を読み解く

焼き肉レストランに新しいスタイルが登場した

株価が上昇したチャート
安楽亭の株価は発表翌日5030→5090円に上昇した

ただ次へのステップに進み、株価も上昇して市場の好評価も受けた安楽亭ですが、未来が全て順風満帆とはいかないようです。

セルフスタイルの焼き肉レストラン

12月14日に朝日新聞で完全セルフシステムの焼き肉屋さんが紹介されました。どういうお店かというと

  • その①:飲み物は店内の自販機で購入
  • その②:注文は自身のスマホから
  • その③:会計はキャッシュレス(カードや電子マネー)

徹底したセルフサービスですね。

人件費Down、肉品質2ランクUp

ここまでセルフサービスを徹底すると、スタッフの人数は従来型の焼き肉店に比べ大幅に減らし、人件費を削減することができます。浮いた分で品質を2ランクアップさせたお肉を提供する。お客さんは少し面倒くさいけれど、大喜びという構図になります。

ホリエモンも語っていた

このセルフサービス焼肉店構想はホリエモンも以前YouTubeの動画で語っていました。内容は、

  • その①:スタッフは1人でもいい
  • その②:肉は真空パックされたものを客自身が取って席まで運ぶ
  • その③:支払いはキャッシュレス

などです。逆に今までの焼き肉店にはいなかった”盛り上げ役”のDJがいてもよいなんてアイデアも。

【安楽亭の最新IR】
9月19日に出されたIRで安楽亭初の「食べ放題専門店」オープンと発表されました。現時点ではセルフ進出は無いようですね。

焼肉レストラン業界にも起きる「レジ袋なし」的運動

焼き肉レストラン業界の未来

「レジ袋なし」的運動とは?

少し前はスーパーで買い物をするとレジ袋がこちらから要求しなくても”無料で”付いてくるのが当たり前でした。しかしいつの間にか現在は有料です。

【安いからしょうがない】
中には有料の店もありました。そこは安さの代償として陳列に段ボールを使い、レジ袋代金を客に負担させる悪いイメージの店でした。

では「レジ袋有料=店の利益追求=悪いイメージ」だったのにいつのまにか人々に好意的に受け入れられるようになったのはなぜなのでしょうか?

意識の変化

それは環境問題と絡めたからです。レジ袋を貰わないことは地球環境にいいんだ、マイバックを持参して貢献しように変化したのです。

「レジ袋有料=地球環境に良い=良いイメージ」

セルフだけどおいしい肉ならOK

現在日本の深刻な問題として人口の減少、人手不足があります。

どの業界も人手不足への対応が緊急の課題になっています。

昔の意識なら接客してもらうのが当たり前、セルフなんて変な店・安い店という感覚だったのが・・・日本を襲う人手不足を解決した素晴らしい店。レジ袋有料と同じようにセルフが日本人にすんなり受け入れられ、広がる土壌はあると考えられます。

【デフレも追い風】
なかなか抜け出せないデフレで「安い」を求める気持ちが日本に浸透している、さらに「おいしい」が加わりセルフの追い風に。

【まとめ】新スタイルが株価にも影響する

インターネットの進化に伴い人々の意識も、物事の進展も早くなりました。政府のキャッシュレス促進がセルフスタイルの追い風になっています。

新スタイルの対応によっては、安楽亭をはじめ焼き肉レストラン運営企業の株価にも今後大きな「良い」「悪い」両方の変化が予測されます。下記リンクから最新情報を調べてみましょう。

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