【決算解説】タカショー2Q決算発表。巣ごもり効果で経常利益2.3倍

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コロナの影響

タカショー2Q決算を発表

2021年8月26日にガーデニング大手・タカショー(7590)は2Q決算を発表した。

経常利益が2.3倍となる好決算だった。

今年初めから始まった新型コロナウィルスの影響で日本全体は企業収益や個人消費は減少・低迷する厳しい状況でした。タカショーが活動するガーデニング業界も

解説者
解説者

昨年の消費増税10%の影響もあって新規住宅着工件数が減少していました

ことに加えて新型コロナウィルスの影響で「住宅設備の供給遅れ」がおこり建設の遅れが発生しました。さらに展示会やイベントのそのものの開催中止が起きました。

現在も不安な状況は続いております。

工場

このようなピンチもありましたが、

  • 国内:工場の増床や生産体制強化を図った。
  • 海外:中国の工場が操業停止に追い込まれたもののコロナ対策が徹底して行われ短い時間で操業を再開に成功、コロナ前の生産体制に戻すことに成功した。

プロユース部門

  • 基軸商品の「オールグラスポーチ」とその周辺アイテムの売上拡大
  • 新築外構工事における様々な顧客サポートを実施

売上高は前年同四半期と比べて2.5%の減少で抑えることができました

ホームユース部門

新型コロナウィルスの影響で不要不急の外出が控えられ自宅で楽しむ(巣ごもり)に注目が集まりました。

ゲームや宅飲みなどが話題になり関連会社の売り上げがアップしたようですが、タカショーが手掛ける「ガーデニング」にも巣ごもり需要が発生したようです。

国内では前年同期比で114.7%増と大幅アップになりました。

海外でもガーデニングの巣ごもり需要は旺盛だったようです。Eコマースのガーデニング用品の売上高は前年同期比で104.8%増とこちらも大幅アップになったようです。

解説者
解説者

こう見るとコロナの影響はあったものの「生産体制の立て直し」や「国内・海外での巣ごもり需要」もあって好決算になったようですね

インターネットの活用

タカショー子会社が運営するガーデニング情報サイト「ガーデンストーリ」のアクセス数も好調だったようです。特に2020年5月の数値は

前年同期比
ページビュー638%
ユニークユーザー数774%

ページビューとは、ユーザーがWebページを表示した回数のこと
ユニークユーザー数とは、Webサイトを訪れたユーザー数

「ガーデンストーリ」の利用者増は今後のタカショーの売り上げ・利益増にもつながると期待されますがGoogle検索で『ガーデニング情報サイト』と検索するとガーデンストーリよりも上位に(本日調べ)

  1. みんなの趣味の園芸 | NHK出版
  2. HORTI
  3. LOVEGREEN(ラブグリーン)
  4. BOTANICA
  5. [ガーデニング・園芸] All About

と出てきます。こちらも利用者数は大幅アップしたと予測されるのでサイト内容の充実、SEO対策などにも力を入れてほしいと思います。

DX

DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを一気に加速させ

と決算書にはあります。DXとは「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という考え方です。タカショーはこの考え方のもとに

  • Webショールームを開設→Web商談、セミナー等を積極的に実施
  • VR(バーチャル・リアリティ)・AR(拡張現)などの新技術を活用

ITを使った営業活動の強化に努めていくようです。

決算書の数字(販売管理費や営業利益)

決算書の内容

販売管理費はコロナの影響もあり、営業経費、販促・広告費の減少で販売管理費は減少しました。今後も上記で記したインターネットのさらなる活用により経費削減に努めるようです。

営業利益は自社生産品の販売構成比の増加や生産性向上により原価率が低減したこともあり、前年同四半期と比べ110.5%増加

とあります。このような形での営業利益増は付加価値が高まったと考えればタカショーの今後にきたがもてると考えられます

みっちゃん
みっちゃん

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