ワクチン完成→コロナ危機脱却へ
今年もあとわずかとなりました。
2020年はコロナ一色の暗い年でした。
コロナの影響で日経平均も3月に16358円まで下がった
【写真】コロナ禍で観光客が消えたさびしい~(१﹏१)京都・二条城正門前
しかしここにきてワクチンの完成・配布が年末までに間に合うという報道もあり、2021年は「コロナ危機脱却の年」となりそうです。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は29日、うまくいけば12月下旬から来年1月上旬にも一部のハイリスク群の国民に新型コロナウイルスワクチン接種が可能になるとの見解を示した。
ロイター
ワクチンの開発状況
ブログで2021年アンジェスが上がる理由を書いてみました。 pic.twitter.com/0clXq7Ilpr
— mana-bot (@C69eDaJnfbGW0kL) October 31, 2020
現在世界のワクチンの開発状況はやはりファイザーやアストラゼネカなどの欧米企業が先頭を走っている状況で日本人が初めて接種するコロナワクチンは・・・
欧米製
となりそうです。
日本企業もアンジェスや塩野義製薬や第一三共などが開発を進めており最も進んでいるアンジェスワクチンの完成予定が2021年春とのことです。
アンジェスワクチンが完成した頃には日本国民は欧米製のワクチン接種済みだね・・・
アンジェスが上がる理由を解説
ではなぜアンジェス株が来年上がると考えるのでしょうか?
いやいや世界のワクチン開発競争から遅れてるし、株価も急騰した2020年6月から比べて現在は大幅下落(2492円→1090円)してるよ(泣)
確かにアンジェス株は6月にコロナワクチン開発参入のニュースをきっかけに投資家からの期待が集まり急騰しました。しかし現在は半分以下の株価で推移しています。
ではそんなアンジェス株が「持続力」「国策」という2つのキーワードから、今後上がるのではという理由を解説していきます
持続力
次のニュースを見て下さい。
もし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン開発で最先端を行く候補薬のいずれかが安全に作用すると証明できたとしても、その効果が持続するのは一生ではなく、数カ月または数年の可能性がある。
ウォールストリートジャーナル
コロナワクチンはその効果を持続させるには数か月おきに摂取し続ける必要があるということです。
ということは
- 初接種のワクチンは欧米製だろう
- しかし2021年以降も複数回のワクチン接種が必要
- その場合、日本製ワクチンにも商機あり
ということです。
遅れを十分挽回できるということです
国策
次はこのアンジェス創業者のインタビュー記事を見て下さい。
アストラゼネカと日本の供給契約を見てもらうとわかるのですが、副作用が出ても会社は責任を負わず、日本国政府が責任を負うことになっています。臨床試験もパスさせろと言ってきたとも報道されています。効果は関係なくとにかく買え、そうでないなら売ってやらないということでしょう。
日本経済新聞
命綱を他国に握られるというのは国の安全保障上望ましいことではありません。
価格もいいなり、責任も取らない、でも国民の命を守るために要求をのまざるを得ない。こんな惨めなことはないよね・・・
これらのことから常識的に考えてアンジェスをはじめとした日本企業がワクチンを完成させれば100%全てではないにしても「一定数」「優先的に」国産ワクチンの使用を国が勧めると考えられます。
2021年春完成予定
こういった
- 継続した複数回の接種が必要
- 安全保障上「国産ワクチン」が重要
ということを考えればアンジェスをはじめとした日本企業にいずれスポットライトが当たる日が来るでしょうし、また来てもらわないと困ります。
そうなると株価も上がるよね
最後にワクチン開発は研究がうまく行き早まることもあれば、延期(または中止)されることもあります。投資家は情報収集を怠らず自己責任で投資を行って下さい。