みずほ証券がまた誤発注を起こした

みずほ証券は27日、構造計画研究所株式の25日午前の取引で誤発注をしたと発表した。顧客が希望した量を大きく上回る買い注文を誤った方法で出し、約5500万円の取引が成立したという。注文内容の確認ミスとみられる。
共同通信
共同通信の記事の通りみずほ証券が「また」誤発注を起こし、市場に動揺を起こしたようです。
過去の誤発注
またというのはみずほ証券は2005年にも「ジェイコム株大量誤発注」を起こしているからです。この時は新規上場をしたジェイコム株を
- 正:「61万円1株売り」とすべき注文を
- 誤:「1円61万株売り」と誤発注
したことでジェイコム株は一時ストップ安に張り付くという騒動になりました。
みずほ証券とは?
みずほフィナンシャルグループ傘下の大手証券会社です。
構造計画研究所株は乱高下した
今回の誤発注銘柄は東証ジャスダックに上場する構造計画研究所(4748)という銘柄です。

今回の誤発注について情報ページを集めてみました
NIKKEI | 日本経済新聞のサイト |
構造計画研究所の情報まとめページ | 構造計画研究所についてお役立ち情報をひとつにまとめたページ |
大きく動いた株価


チャートをみて分かる通り乱高下というよりも前日終値2722円だった株価がこの日始値2959円をつけて急降下しその後はよこよこという展開でした
得した人
今回の件で得した人は以前から構造計画研究所株を保有して高値で売り抜けた人でしょう。この銘柄は基本的に空売りが出来ない銘柄のようなので空売りで利益を出した人はほぼいないようです。
損した人
損をした人は高値で構造計画研究所株をつかんでしまった人と言えるでしょう。
本日取引終了後にみずほ証券に今回の誤発注問題について電話をしてみました。

今回の誤発注で高値で構造計画研究所株を買った人に補償などはあるのでしょうか?

誤発注というミスはありましたが、市場で売買されたことなので現在のところ補償などは検討しておりません。

今回の件で他の顧客から問合せはきていませんか?

問合せはありますが、現在のところ補償はありません
という返事でした。
構造計画研究所株を25日の高値でみずほ証券、または他の証券会社で買ったにかかわらず「現在のところ補償はない」ようです。みずほ証券は「原因究明を進めるとともに再発防止の徹底を図る」とコメントを出していますが高値でつかまされた人にとってはいい加減にしろよと言いたくなる事件だったようですね。