バイデン新アメリカ大統領誕生へ
2020年11月3日に行われたアメリカ大統領選挙。大変な大接戦で数日たっても結果が出ない状態でしたが、8日朝になってこんな報道が出ました。
米大統領選は7日、開票作業が続いていた東部ペンシルベニア州で民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が勝利し、獲得選挙人が当選に必要な過半数ライン(270)を超えた。
毎日新聞
トランプ大統領はまだ負けを認めず「法廷闘争をする」を言っているようですが、実質的にバイデン新大統領誕生で間違いないでしょう
人によっては
トランプが良かった
バイデンで良かったよ
と意見は様々ですが投資家としては現実を冷静に受け止め、バイデン政権の政策によって上がる銘柄、下がる銘柄をしっかりと見定める必要があると思います。
対中政策
政策といってもいろいろあるんですがここは日本に大きな影響を与えそうな
対中国政策
について考えたいと思います。
これまでのトランプ政権では中国に対しては強硬姿勢で挑んでいました。具体例は
- 関税を引き上げ
- 中国製品の締め出し(ファーウェイやTikTok)
などです。しかし
バイデン大統領になると方針が180度転換して融和的な関係になるかもしれない
と危惧されています。その証拠にジャーナリストの木村太郎さんがこんなタイトルの記事を書いています。
「中国なんて脅威じゃない」対中政策“弱腰”のバイデン政権誕生なら・・・貧乏くじをひくのは日本
FNNプライムオンライン
その記事の中で注目されるのは以下の2点です。
- 米中で太平洋を2分割案を容認
- 尖閣問題はアメリカは無関係
日本にとっては大問題だ~
日本と中国は海を隔てた隣国であって、歴史的に見ても「良いも悪いも含めて」大きな影響を受ける関係です。そんな時にこんな驚く記事が配信されました。
中国、海上警備に武器使用へ 尖閣周辺など、日本漁船も対象か
共同通信
尖閣諸島をめぐる中国の侵略行為は深刻な問題で、バイデン政権誕生で今後緊張が高まることが予想されます。
上昇が予想される銘柄
日本にとってうれしくないことですがバイデン政権の誕生は
防衛関連銘柄に注目が集まると予想されます。
上昇予想の3銘柄
上昇が予想されるバイデン銘柄(防衛関連銘柄)は以下の3銘柄です。
- 石川製作所(6208)
- 細谷火工(4274)
- 豊和工業(6203)
大体同じような曲線で株価が推移しています。
大きく上昇したのは2017年の北朝鮮の核実験騒ぎの時です。
基本的に上下動が少ない理由に防衛関係ということで、平和な時代が続き特に注目を集めないことや、兵器の納入先が自衛隊(防衛庁)ということで安定しているということが大きいでしょう。
豊和工業がお勧め
3銘柄の月足を見ると、同じような株価推移をしているように見えて豊和工業だけ違うように見えます。
豊和工業だけ10年前の株価とほぼ同じ水準です。その他は少し高い水準に位置しています。
尖閣で戦闘が起きなくてもこれ以上下がらないのでは?
株価は底で安定しているように見えます。また豊和工業は配当がある銘柄で
- 配当金:20円
- 配当利回り:2.45%
です。
石川製作所は配当なし、細谷火工は配当利回り0.60%だよ
バイデン政権発足前に買っておいてじっくり待ってみるというのもありかもしれません。
配当金の数字は2020年11月8日現在の数字です。
平和が一番
最後に「戦争が起きない方がいい」のは当たり前です。
特に株価的には上昇は起こらず、配当金だけもらって少しの売却益で撤退が最高のシナリオかもしれません。
投資家は情報収集を怠らず、自己責任で売買してください。