コロナ後の日本社会を予想した
安倍首相はすでに出されている緊急事態宣言を5月31日まで延長すると発表しました。
緊急事態宣言が解除されてもそれで新型コロナウィルスへの脅威が終わるわけではなく、先日ライブ配信された安倍総理と山中京都大学教授の会談でも
- ワクチン:1年
- 治療薬 :2~3年
は最低でもかかるだろうというお話でした。これはすべての工程がうまく行った場合とのこと、通常ならそれぞれ10倍以上の時間がかかるだろうという話でした。だからアビガンなどのすでに安全性を確認された薬を有効に活用してほしいという山中教授のお話でした。
サバイバル
ワクチンが開発されるまで
- 自粛
- 外出を控える
- 3密を避ける
といったルールが人々に推奨(又は強制)されることになります。ここで予想されるのが、ワクチン開発「中」だけではなく「後」も、2019年以前の状態に戻らず人間の(未来の第2のコロナへの)防衛本能がそうさせるのか
緩やかな「3密を避ける」社会
が形成されていくのではないかと考えられます。人の行動が変われば、企業の在り方・売り上げ・損益も変わるでしょうし、もっと衝撃的なのは
この会社いらない
なんて言われてしまうかもしれません。企業にとってコロナ後は新しいルールに対応できるかどうか生きるか死ぬかのサバイバルが起きるのではと予想されます。
注目銘柄を予想
ここからはコロナ後に
- テレワーク
- 地方移住
- 個人
の3つのキーワードが注目されるだろうと仮定して話を進めていきたいと思います。これからの社会は働くにしても、学ぶにしても「ネットを介して」接していく機会が増えるでしょう。医療についてもオンライン診療を進める動きもあります。そうすると
自分の部屋、自宅とその周辺環境
が大事にされるでしょうし、うまく取り込んだ企業が延びていく、取り込めなければ苦戦していくように思います。
上昇
上がりそうなのは
- その①:ペット関連
- その②:デリバリー
- その③:インテリア
ペット関連
自分の家で過ごす時間が多くなると家族以外にも犬や猫などペットが欲しいなと思う人も多くなるのではないでしょうか?Youtubeなどで犬猫動画を見て飼いたくなる人もいるでしょう。
銘柄 | 主なサービス |
---|---|
フィード・ワン | ペットフード |
ユニチャーム | ペットフード大手 |
日本動物高度医療センター | ペット高度医療 |
アニコムホールディングス | ペット保険 |
デリバリー
銘柄 | 主なサービス |
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出前館 | シェアリングデリバリー事業を展開。自店で出前の配達を行っていない店に出前サービスを提供 |
小僧寿し | 子会社にシェアリングデリバリー事業を行うデリズを持つ |
クックパッド | 生鮮食品ECのクックパッドマートを展開。昨年10月に集合住宅向けサービスを開始 |
クックパッドはお家騒動の後、株価が低迷しているので、今後の展開次第では面白いかもしれませんね。
インテリア
自分の家で過ごすとなれば家具やインテリアにも凝りたいものです。大塚家具は久美子社長の就任後低迷が続いていますが昨年ヤマダ電機の子会社になり最悪の事態は遠のいたように思います。今後の動向に注目です。
下落
通勤通学する人が減る。テレワークを導入する企業が増えるとやはり以下のような銘柄は苦戦するのではないでしょうか。
- その①:化粧品
- その②:鉄道バス
- その③:居酒屋
化粧品
土日祝日だろうが365日毎日化粧はしますなんて人がいたら別でしょうが、化粧品の消費量は減るような気がします。
居酒屋も「帰宅前に一杯」なんてサラリーマンの需要は減るのではないでしょうか。
あなたの注目銘柄はなんですか?
この他にも投資家ひとりひとりが考える「コロナ後の社会」は違うでしょう。自粛が政府から要請されて自宅で過ごす時間も多いと思います。そんな時、著名な投資家のウォーレン・バフェット氏は最近航空会社の株式を売りに出したと伝えられました。
バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」として、保有していた米航空株を全て売却したと明かした。
日本経済新聞
みなさんもウォーレン・バフェットと同じ投資家としてコロナ後の世界がどう変わるか考え、どの銘柄が買いなのか売りなのか予想してみませんか?最大のピンチが、最大の”投資”チャンスに変わるかもしれませんよ!